自家用車の車検延長、見送り

だそうです。http@://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050314it12.htm
 初回3年を4年に延長した場合、交通事故者が600人ほど増えるという国土交通省の主張により、延期されたようだ。この600人にどんな根拠があるか?平成16年の大分県の原因月事故者発生状況によると(大分県を選んだのは、たまたま原因別の統計がインターネットに掲載されていたためであり、他意はない。)http://www.pref.oita.jp/keisatu/kkikaku/h16/1-gaikyou.htm
車の整備不良による原因は上げられていない(その他という項目があるが、これが、車の整備不良によるものであっても、1.25%)。これが車検が1年伸びたからといって、年間交通事故死者数の1割を占める等と、どうして言えるのだろうか?もちろん、大分の統計が即国に当てはまるとは言えないが、それにしても、あまりにもの暴論と言えないか?
 これには、車検業者の既得権がからんでいるのではないか。車検回数が減って困るのは車検業者であり、これらからの反発が国土交通省を動かしていることは容易に想像できる。
 大多数の国民の利益を考えずに、省益(業界の言うことを聞くのも言ってみれば省益保護の為だろう)の為になりふり構わずに動くこの国土交通省は一体誰のための組織なのか?また、これに関して、目立った抗議活動等がないのも、不思議である。