プリンタ

 E-100というEPSONのプリンタを購入した。すでに1年ほど前に製造は終わっている製品であり、これを8900円で新古品をゲット。早速PCを介さないでメモリーを直接E-100に挿入して印刷してみた。いつもはL版サイズでデジカメで撮った写真を印刷するのだが、今回はカードサイズで印刷してみた。印刷結果は、ドットが見える。詳細部分がつぶれ気味と、やや不満足な結果であった。この製品を買ったのは、1年ほど前の製品でも写真印刷にはすでに十分な技術レベルに達していると考えたからなのだが、残念ながら、そうではないようである。救いはPCに接続した場合は、性能一杯の解像度で印刷できるとのこと。E-100本体のみでは、解像度は1/2ほどに押さえられる。これは、メモリなど画像処理がE-100のみでは、PC並みに行うことが出来ないのが原因らしい。処理速度とRAMの問題。しいては、コストの問題だと思われる。これはE-200やE-150(共に現行機種)でも同様である。もちろん、解像度だけが画質を決めるわけではないが。その他は、顔料インクとはいえ光沢があることや、PM-4000PXの様に印刷物に独特のにおいがほとんどないことは、良いことだとは思う。印刷速度は、遅い。そうそう、PM-4000PXといい勝負ではないだろうか?ビデオ出力が可能でこれは、画像を表示できる液晶を持たないこのプリンタには、なかなか良いかもしれない。また、簡単ではあるが18種類のトリミングパターンを指定できる。これは、結構いいかもしれない。まあ、値段相応という感じである。これを発売当時の2万円近い価格で買うのはどかと思う。また、コンパクトさを売りにしているが、どこがコンパクトだ!と怒りたくなるくらい重いし、大きい。他社を見よ!HPはE-100と同じようなデザインだがひとまわり以上小さいと思う。キャノンは、デザインが異なるが、それでもE-100ほど大きくはない。キャノンの熱転写方式は、もっとコンパクトだし・・・。しかし、手軽にL版の写真印刷ができるというコンセプトは大歓迎である。PCの前に座って、デジカメやメモリから画像を読み出して、イメージビューワーかフォトレタッチをつかって、画像をレタッチして、そしてL版サイズに比べると桁外れに大きいプリンタを動かして、L版写真を印刷するということに飽きた私には、このコンセプトは大歓迎。しかし、プリンタ画質、印刷時間、本体サイズなど、まだまだ解決すべき課題は多いと感じた。正直、E-100は手放して、キャノンの熱転写を買おうかなとも考えている。