古いけどSONY α6000とCANON EOS-M

 一応、この二つを使ってみましたが、α6000は確かにEOS-MよりAF速度は
速いです。しかし、普通の一眼レフの高級機、中級機NIKONでいうとD800や
D7100、CANONのEOS 5D3やEOS 7Dと比べるまでも無く、動体を狙うには力
不足です。ピントが来なくてイラッとします。EOS-MのAFは動体ねらいには
問題外。なんであんなに遅いのか?
 ただし、撮れる絵はEOS-Mの方が一枚上です。たしかに、EOS-Mの22mmや
標準ズームレンズは良いと思います。方やα6000の方は、Eマウント最初の
ズームレンズで、当時そんなに良いという評価ではありませんでした。に
しても、撮れ得る絵には、かなりの差があります。
α6000は色が大人しく、特に高感度においては色の彩度がかなり落ち込む
ように思えます。α6000の2400万画素、方やEOS-Mは1800万画素。α6000は
その解像感が感じられません。これは、果たしてレンズだけの差なのでしょ
うか?そうは思えません。
 夜景を取り比べたことがあるのですが、これもEOS-Mの圧勝です。高感度
(ISO3200とか6400)でも発色が良くて、夜景が映えます。α6000は、同じ
3200や6400でもノイズが目立ち色もくすんでいます。
 昼間の絵でも、αはどうかすると良い絵が取れる場合がありますが、多
くの場合、平凡な感じです。EOS-Mは彩度が高めではありますが、解像感、
空気感に優れています。ちょっと前のEOS-50Dと比べてもEOS-Mの方が良い
絵が取れる事が多いです。
 ということで、撮れる画像としてはEOS-Mが一枚も、二枚も上だと思いま
す。α6000も良いレンズを使ったらもっと良くなるとは思いますが。AFは
αは悪くはありませんが、動体を撮る場合には、一眼レフには及ばないと
いうことです。静物に向けてAFを作動させた場合、αは遅いと思うことは
まず有りませんでした。が、動体の場合は、やはり待ちや合焦せずが生じ
ます。それは一眼には及びません。EOS-Mは静物対象AFは許容範囲ではあり
ますが、動体については、まったく使えません。置きピンするしかないで
しょう。