BOSESoundlink IIIです。

 BOSE Soundlink III(以下SL?)を入手しました。
 早速(自称)リスニングルームに持ち込み音を聞いてみました。まず、
Bluetoothでの接続を行います。端末はiPhone6SPlus。SL?本体上部の
Bluetooth接続ボタンを長押下しペアリングモードにして、iPhone
BluetoothをONにすると、程なくSL?が見つかりペアリング完了。まったく
問題無く接続完了。SONYなどの様にBluetooth用のアプリが公開されている
のかと思いましたがなさそう。でiPhoneのmusicで聞きなれた曲を幾つか聴
いてみました。

 まず宇多田ヒカルのwait and see。最初の金属的に響くベル?音は若干
篭り気味で、抜けがちょっと悪い。安いスピーカーで聴いている様です
(35,000円ってSPとして安いのか?高いのか?)。すぐに場を切り裂くよう
スキャットが入りますが、これも鼻が詰まっているかのように篭り気味。
但しベースやバスドラの音は確かに良く出ています。しかし音の分解能は
決して高くなくて、全部まとまって一つの音の塊として聞こえてきます。
ベース、ドラムのボリューム感は凄いですが、かなり大味な音です。
 しばらくしてサビの部分にさしかかりました。曲として音量もアップし
て、ボーカルを含めた全ての楽器が一斉に音を鳴らし始めます。・・・・
これはダメです。音が歪んでしまいキーボード、ドラム、ベース、ボー
カルがゴッチャになって単なるノイズとしてスピーカーから発せられてい
ます。
 ちょっとあれれ?です。

 他にもmiwa ヒカリへ、今剛 AgathaCasiopea Asayake、ひめかみ 奥の
細道、端末をSONY XperiaZ5にしてハイレゾのBeethoven ピアノソナタ第8
番「悲愴」第2楽章、中島美嘉 Life(normal)などを聞きました。

 音の傾向としては、印象的な中低域の厚みと、若干篭り気味の高域。あ
る程度のボリュームで曲によっては歪んだ様に聞こえる(宇多田ヒカル
wait and see)。

 30年前の自分はBOSEのこの音というのは理解出来なかったのですが、BGM
として印象的な音を奏でるスピーカーとしては十分ありだと思います。

 充電池を積んでいてモバイル用途にも使えそうですが、例えば車の助手
席など座席の上に載せて使う分にはまったく音が痩せてしまいます。自分
が最適と思うのは助手席の足下床にSL?の背面を着けて設置することです。
こうすると部屋で聞いていた様な豊かな低域が出てきます。