独特の運歩法

 運歩法と書くと、これは少林寺拳法の言い方になってしまうので、足裁きですね。合気道には、独特な(合気道に限らず、武道にはそれぞれあるとは思いますが)足裁きがあります。例えば、左足前で右足後ろの場合、一度、右足を左足と揃え、再び、右足を引くという足裁きです(回転投げ時とか)。簡単に言えば、足をそろえて、また開く。少林寺拳法では、この足裁きはお目にかかったことはない。そもそも両足が揃うというところが凄い。(構えでは足をそろえる事はあるが、技の途中でそろえるのは無いはず。)

 話は変わって、少林寺拳法マークを変えるんですね。今までの卍が無くなり、円を二つややずらして重ねたマークになるようです。
 海外(特にヨーロッパ)での普及を考えるに、卍マークがナチスのマークと似ているからというのが、大きな理由の一つなのでしょうか?
 普及のために自らのトレードマークを変更したと言うことになりますが、少し残念です。ナチスが卍を真似たのであって、少林寺拳法ナチスを真似た訳ではないこと。卍は古来から受け継がれている印であり、ヨーロッパにもその旨を伝えるべき。また、統一マークとせずに、例えばヨーロッパ限定マークにするなど、色々方法はあると思います。少林寺拳法にシンパシィを感じている剣士であれば、入門後卍が少林寺の印であることを知っても、上で述べたような理由を説けば納得するのではなかろうか?どうも、一部団体の圧力に屈した様な感じを受けるのは、私だけだろうか?