Everio GZ-MG77購入

 あぁ、またやってしまった。衝動買いである。今回は、Everio GZ-MG77。HDDビデオカメラというのがウリである。7年ほど前のソニー製のDVを持っていて、これがまだ全然現役なのである。当時本体と同時に購入したバッテリーキットもほとんどヘタリがなく、全然問題なく動いている。当時は連続録画9時間がウリだったが、実際のところ9時間も連続で録画したことはなく、バッテリーがへたっているのかどうかもわからない。しかし、2,3時間の録画は間違いなく可能である。しかも、ナイトショットと言う機能がついており、赤外線を感知するのだが、NSライトをオンにすると、ビデオから赤外線ランプを発して、0ルクスでも撮影が可能という優れものである。それなのに、今回HDDビデオカメラと言うことで購入してしまいました。
 購入するときは、ソニーのDCR-SR100と売り場で比較検討をする。DCR-SR100はかなり大きい。しかもデザインが円柱に平べったいHDDユニットそのままくっつけた様な無骨なデザインである。しかし操作に関しては長年ソニー製品を使ってきたせいもあり、しっとりくる。タッチパネルもなれると使いやすい。なぜ、もっと小さくならないのか?まったくソニーらしくない。かたやビクターのGZ-MG77。小さい。軽い。デザインもまあまあ。ソニーよりはかなりまとも。ただし、ファインダーがついていない!しかも、電源スイッチが、再生と録画と連動しているのだが、スライドスイッチであり、録画モードから、再生モードにスイッチをスライドさせようとしても、勢いあまって電源OFFにスイッチがスライドしてしまう。録画と再生は、頻繁に行き来するはずであり、これはまったくいただけない。ズームスイッチも、小さなのがついているが、このズームも素人カメラマンは頻繁に使う機能の一つではないだろうか?このズームレバーが使いにくい。手前に引くのは簡単にできるのであるが、押す動作がしずらい。指で操作する場合、どこかのその指の支点が必要だが、レバーを押す方向に操作する場合、引いていた場合とは違う支点を新たに作らないといけない。だからすぐにズームのワイドとテレを切り替えできないのである。ここで思ったのだが、つくりがチープなのである。スイッチ類はいかにもコストをケチりましたというものしか付いていない。片やソニーのDCR-SR100は操作性を犠牲にしてまでケチっていないと思える。うーん、ビクターは初めて購入したが、これがビクターなのかと、思ってしまった。
 さて、外観は、デザインはビクターが良いが、操作性はソニーが優れている。画質については、分からない。お店の人に言わせるとソニーが優れているとのことだが、それぞれの液晶モニターで見る限り、どちらが良いかは比較のしようが無かった。サイズはビクターが間違いなく小さく、ポケットに入れることも可能と思えるサイズ。ソニーの方は、ポケットにはまず入らないとあきらめざるを得ないサイズである。
 結局、決め手は価格とサイズで、ビクターを購入した。
 地方都市なので、なかなかkakaku.comの様な最安値にはなりませんが、まあ、そこそこの値段で購入。さて、ウチに帰る間ももどかしく、帰りの車の中で開梱してしまう。第一印象は、小さい。たしかに、同時期に購入してしまったSDカードを使うmpegカメラにはかなわないが、小さい。充電されていないであろうバッテリーをカメラに接続し、電源を入れてみる。液晶モニターが点灯し、操作が可能だ。日時の設定をせよの旨のメッセージが出ている。今日の日付にして、OKを押下する。その時、電池不足のメッセージが出力された。HDDなので、バッテリー切れで電源OFFになると、やばいかなと思い、急遽電源を落とす。どうやら正常に終了できたようである。
 購入時、お店の人からは、散々HDDの危険性については説明された。実際にも故障の全てがHDDのトラブルだそうである。あくまでも映像データの一時置き場であって、PC等でバックアップを頻繁にとるのか正統な使い方との事である。たしかに、HDDを手で持って振り回すわけであるから、HDDの破損は日常茶飯事にやってくる可能性もあるわけである。他メーカーがHDDビデオに踏み切れないのもそこに理由があると、お店の人は言っていた。
 さて、撮りためたデータは、本体をUSBケーブルで接続すると、HDDイメージとして認識され、特定フォルダーをHDDにコピーすることでPCへのバックアップが終了である。これは確かに早いが、あまりにも原始的過ぎる。付属CD-ROMのソフトウエアを使って、自動的にバックアップすることも可能なのだろうが、今はまだ試していない。
 全体的に高級感の無いつくりはいただけない。サイズはよい。非常に小さくまとまっている。画質については、評価する環境にないためできない。