SONY メモリーカードレコーダー ICD-LX31

 ICレコーダーは幾つか持っているが、今回のICD-LX31はその中でもサイズが一番でかい。当然ポケットに入れて使うものではなく、机の上などにおいて使うものである。サイズは大きいのでボタン類も大きく押しやすい。ポケットサイズのICレコーダーと違い機能は殆どない。じゃあ使いにくいかというと、これがまた非常に使いやすいのである。例えば聞きたい曲が有る場合は、これに録音する。
外部入力端子(アナログ)があるので、iPhoneAndroidスマフォからケーブルさえ用意すれば容易に録音可能である。もちろん、デジタル2デジタルではないので音質はそこそこだが、再生するスピーカーもこのICD-LX31に内蔵されているものだからたかが知れている。というか、普通に普通の音で聞けるのである。音量も普通に聞くには小さくて聞こえないというわけでもない。なので、自分の聞
きたい曲をこれにいれて、普段はこのICD-LX31のスピーカーで聞いているのである。これが普通に便利である。いちいちイヤホーンやヘッドホンを付ける必要がない。どこにでも持ち運べるコンパクトさ。簡単な操作。見やすい液晶パネル。
あ、ただひとつ、液晶パネルにバックライトがついていない。これは、だめ。ちょっと暗いとまったく見えないじゃないですか。SONYは一体何を考えているのか。液晶にバックライトつけるのは当たり前である。こんなところが最近のSONYの低迷の原因の一つなんだろう。ステレオマイクも付いているがこの音質は良いとは言いがたい。このマイクで例えばピアノを録音して聞いてみると、さすがに音質は良くないことに気がつくが、それでもがっかりする程でもない。ただ、外部端子(AUX)で録音した音がそこそこの音質でそのスピーカーから聞けるので、それと比べるとちょっと残念な気がする。まあ、もともと音楽や楽器を録音するためにマイクではないので、音声の録音ではそうなんに差は感じないだろう。
 HiFi(死語ですね)で録音する機材は今いくらでもあるが、手軽に録音できて、すぐに再生できるという機材は実は今まで無かったのではないか。そんな時に出てきたこのICD-LX31は隙間を狙った製品であり、このコンセプトに共感できるのであれば非常によい製品である。
 私が思うこの製品のコンセプトは以下のとおりである。
 手軽に録音再生ができる手のひらサイズのレコーダー。