カシオ fx-9860GII

カシオ fx-9860GIIを入手。まだちょっと(1日)触った程度ですが、とり
あえずレポート。
FX-5800Pに比べても一回りは大きいです。厚みもあります。
グラフィックス関数電卓ということで、式を設定してグラフを描かせると
いうのは、非常に簡単にできました。この時点ではまったくマニュアルを
見ずにです。もちろん使いこなすにはきちんとマニュアルを読む必要があ
るのでしょうが、簡単にグラフが書けるということは分かりました。さて
FX-502P、603P、などを使った事があるので、そちらの機能の方も早速見て
みました。プログラム言語自体はFX-5800Pとかなりの共通性がある様に思
えます。BASICを知っていれば、プログラム自体は簡単に思い浮かぶのです
が、それを実際にプログラミングする場合は、コマンドがどこに記述され
ているかを知らないと全く出来ません。たとえば
LBL1 IF A<10 THEN A+1→A:GOTO 1
を入力する場合、LBL、IF、<、THEN、GOTOは、電卓表面には表示されてお
らず、メニューから探し当てて選択しないといけません。しばらくいろい
ろなキーを押して探したのですが、ギブアップです。マニュアルを参照し
ました。ここら辺は電卓表面に印刷されているFX-502Pなどとは違い、どの
キー(メニュー)のどこから入っていくか等をある程度覚えておく必要が
あります。あと、未だに分からないのが、文の切れ目です。これは
5800Pもそうなのですが、文と文の切れ目の:を入れる場所がまだ理解出来
てません。そしてプログラム途中の結果表示ですが、三角形のマークを入
れることで変数の値の途中経過を見ることができるのですが、ここでプロ
グラムが一時停止してしまいます。いちいちEXEキーを押さないと次に行か
ないのです。思いつくBASICコマンドのなかでLOCATEでどうやら解決出来る
ことを発見。LOCATE 1,1,A のように表示させれば良いようです。ただし、
常に同じ座標に表示させると過去の表示が上書きされてしまい、過去表示
が参照できなくなるので、表示の度にX,Yをずらして表示するサブルーチン
を作成。引数は設定できず、全てグローバル変数(これしかない)を使用
して、プログラムを止めることなく、画面を左上から右下に順番に表示す
ることが可能に。まあ、ここまで来ると、一通りのプログラミングが可能
になってきます。が、たとえばプログラムでグラフを描かせるなど、豊富
な電卓の機能を使いこなすには、まだまだこれからです。
 速度は正確な測定はまだですが、同じ内容のプログラムを走らせると、
FX-5800Pより数倍早いように感じます(2,3倍よりはもっと早い)。
 私の場合、プログラム電卓はFX-502Pが初めてで、これはかなり使い込ん
だのですが、あとのFX-603PやFX-5800Pは、興味だけで入手しており、使い
込むというレベルでは全くありません。FX-9860GIIについても、ハードに
使用することはいまのところ全く想定できません。