【趣味】KSP90

2018/07/11
エンジンは、購入後、一番調子が良い状態と思われる。アイドリングの不安定さ
も、ほとんど気にならなくなっている。ただし、アイドル状態からアクセルを踏
みこむと一息ついてから回転数が上がって行くというのは変わらない。また、こ
の時に、一瞬エンジンがカラカラという、ノッキングを思わせる様な音を発する
のも変化無い。33,000kmだが、もう経たっているのかと思ってしまう。
 それとも、そもそもその様なエンジンなのか、調整が悪いのか、故障している
だけなのかは、よく分からない。
 ただし、KSP130の1KR-FEエンジンとはだいぶ異なるフィーリングであることは
たしかだ。
 今となってみると、KSP130の1KR-FEエンジンはガラガラ音が時速40km
までは持続するが、それ以降は抑えられており、それなりに調教されたエンジン
だったんだと思う次第で有る。
 KSP90(の中古車)のエンジンはKSP130のように明確な境界線はなくて、ガラ
ガラ音が全域で発生する。しかし、低回転時はKSP130よりガラガラ音は小さく、
高回転時は、ガラガラがゴロゴロに変わるが、引き続き発生している。KSP130の
それは、高回転時は、ほとんど気にならないレベルだった。

 アイドリングの不安定さに関しては、ディーラーの整備の人も言っていたがス
ロットバルブを清掃することで改善されることが多いとのこと。実際に、1回目
の掃除の時は、まだ、不安定だったが、2回目掃除後は、ほとんど気にならなく
なっている。アイドリング時に600rpm台に落ち込むこともほとんど無くなった。
スロットルバタフライの掃除はきちんとする必要がある様だ。

 エンジンのフィーリングはなれてきたことも有るのだろうが、だいぶ気になら
なくなってきた。しかしパワー感の無さはなかなか慣れることが出来ない。これ
に関しては、諦めモードである。
 例えば、流れの速い、追い越し車線に車線変更する場合、前車なら気にせずに
入っていただろうが、KSP90では、その流れについて行けるか不安で、どうして
も躊躇してしまう。キックダウンや、Sモードに入れてもさほど加速しないのが
大きな理由だ。
 KSP90のCVTはアクセルの踏み込みが甘いと、なるべく、ギヤ比を下げて、エコ
走行になる。これでは、流れについて行けずにどうしてもアクセルをやや踏み気
味にして、回転数を下がらないようにする。しかし、この様な運転であれば、燃
費に小さくない影響を及ぼすだろう。しかもこの時、ちょっとした加速が欲しく
て踏み込むとパワーバンドの4400rpmに入ってしまうのだ。やはり燃費には悪影
響だ。それくらいパワーがない。逆に、流れに付いていこうとするとエンジンを
パワーバンドまで回さざるを得ない。
 よくあるのが以下の様な場面である。
 時速70km程度の流れが何らかの原因で時速30kmにまで落ち込む。停車までは行
かずに、その後すぐに、また時速70kmの流れに回復した場合、KSP90ではかなり
キツい。30km⇒70kmの加速について行けないことが多い。パワーバンドにいれて
引っ張ってもダメである。前車との間が開いてしまう。
 なので、知らずに追い越し車線通行というのが、自分的には億劫になってきて
いる。まあ、パワーの無い車はそれなりに遠慮しろという暗黙のマナーだろう。